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Kiichiro Mori

森生一郎

自動車生産ラインの設備制御設計ひとすじ。

自動車生産ラインの設備制御設計ひとすじ。 大学時代、電気関係の仕事がしたいと思ってはいたのですが、この会社のこれを!という希望は特にありませんでした。そこで、“会社に入ってから、いろいろ模索できるところ”をテーマに機械設計会社を中心に就職活動を行い、出会ったのがタマディックです。

入社後は、現在まで一貫して自動車の製造設備における電気制御設計を担当しています。

お客様は設備に関して、機械と電気を区別しないまま改善のご要望をされます。我々は電気の専門ではありますが、お客様の「ご要望全体」を実現するために、機械設計の担当と話し合い、機械側で実現する部分、電気側で実現する部分を見極めます。仕事を進めていく中で、機械設計にフィードバックして設計を練り直してもらったり、実現が難しい場合には、お客様に計画変更を相談したりすることもあります。

私が主に担当しているのは、ボディを溶接する設備です。

溶接には6-9のプロセスがあり、その各プロセスで車体本体としてフロアやサイドにパネル類をつけていきます。1プロセスは50秒前後。それぞれに40-50箇所の溶接する打点があります。

安全性と確実性を確保しながらも、時間どおりに作業を完了できる設備にできるかがポイント。技術の一例を挙げると、溶接ロボットを最短距離で動かし、さらにその動きをコンマ何秒という単位で制御することなどがあります。うまくいかないとロボット同士が干渉しそうになることもありますが、調整を重ねるなどして、想定したとおりに動いた時は、「よし!」という大きな満足感を得ることができます。

世界各地の工場へ。

世界各地の工場へ。 私の担当業務の場合、設計と言っても机上だけで仕事を終わらせるわけではありません。自分が設計した設備の製作を協力メーカーに依頼したり、現場でしっかりと動くかを自分の目で確認し、不具合があれば調整作業も行います。

設備の立ち上げのために、国内はもとより海外へ出張することも。これまでに訪れた国は、スペイン、中国、タイ、南アフリカなどがあります。

特に思い出深いのはタイでした。入社4年目の時、日本から一人でタイへ出張しました。滞在期間は2ヶ月。ほとんどの事柄を現場で判断していく大きな裁量を任された一方で、相当な責任を感じたものです。

現地には日本人スタッフやタイ人スタッフもいましたが、設計から立ち上げまで、ほぼ一人でやり遂げました。自らの手で立ち上げた設備が動くのを見ながら、「モノづくりをしている人間になれたんだ!」と確かな実感を得ました。そして職人だった父親を思い出し、「父親もモノづくりを通じてこういう喜びを感じていたんだろうな」と自分を重ね合わせたことを覚えています。

その設備は、いくつかの車種が追加されマイナーチェンジはあったものの、現在でもタイで自動車メーカーの量産をしっかり支えていますよ。

さまざまなメーカーの仕事を手がけられるようになりました。

車体に関するスキルを身につけられたことで、現在ではさまざまな自動車メーカーの仕事ができるようになりました。入社する際“いろいろな企業の仕事に携わってみたい”という希望には確実に近づいています。

今後は、進化し続ける制御系の分野で日々勉強し、一流のエンジニアになりたいと思っています。また、現在は係長としてメンバーをマネジメントする立場にもなったため、組織づくりや仕事の効率化、メンバーのマネジメントなど、人を動かす立場の人間にとって必要不可欠な力を身につけていきたいです。

1日3000-4000台

生産ラインを1日16時間フル稼働させると1日に3000-4000台のクルマが生産されます。

ということは、私が主に担当している溶接の工程でも、1日3000-4000台のクルマが流れていることになります。自分が実施する制御ひとつひとつが、生産全体の計画に大きな影響を与えているのです。

100設備

私は主にボディの溶接設備をつくっています。

入社して8年。これまでにつくった設備は、およそ100台弱。1年に10台以上はつくっている計算になります。

ひとつの設備は短いもので2ヶ月、平均でも4ヶ月で立ち上げる必要があります。短い納期に対応するため、各案件をオーバーラップさせ、一度に2つ3つと複数の案件を担当することもあります。

設計→協力メーカーへ製作依頼→立ち上げ時の調整業務と一貫して携わっているので、正直てんてこまいです。

ベネズエラ

机上で考えた設備が、現場で思い通りに一発で動いてくれたことがあります。そうなると時間的余裕が生まれ、さらに改善ができます。

“付加価値”をご提供できたからでしょうか。その時お客さまの担当者から「ありがとうございました。これで現地へ送り出せます」とお礼の言葉を頂きました。

さらに「次もお願いしたいですね」とも。入社以来この仕事に携わっていますが、めったに言われる言葉ではありません。本当にいい仕事ができたのだと、実感しました。

その設備は、いまベネズエラに向かっています。

キャリアマップ

大学

電気電子学科。
親が職人だった影響もあるのか『小さい頃からモノをいじるのが好き』なDNAが流れている。

キャリアマップ
新入社員~現在

自動車の製造設備制御設計担当として、国内・外に出張多数。

キャリアマップ
未来

エンジニアとしての道を極める一方、メンバーのマネジメントや組織の運営管理などの力を身につけたいとのこと。

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