人間が成功する三つの秘けつ 勢い、ねばり、真心

「人間成功するには三つの秘けつがある。」

その一つは「勢い」である。物事を進めるのに、ただ「良い」とか「方法がある」だけでは人はついて来ない。自分も人も一緒に押し流してしまうように「堂々と」と滝水の如き早さ、あるいは力が必要である。

この勢いをつくるためには、本当に自分が理解することも必要であるし、力を集中して流す、また集中できる刻を選ぶことも必要である。
次は「ねばり」である。出来るまであらゆる方法、出来る限りのタイミングをねらって、繰り返し突進すること。目標を見つめる、目標を理解する、目標に自分の考えを合わせる。出来るまでねばり通すことが必要である。

次は「まごころ」である。為すべき目標あるいは方法が「良い事」でなくてはならない。その事が自分にとっても相手にとっても、また周囲にとっても、向上につながることか、幸福につながることでないと頑張り通すことはなかなか難しい。この誰でも良い事が「まごころ」ということになると思う。まごころそのものの説明は難しいけれど、最も単純に言うとすれば「相手に合わせる心と行為。」今世の中で個性を持ったお互いが相手に合わせる事は大変難しい。「難しいからこそ、何とかそれに懸命に合わせようとする心」は貴いし、相手もまた心を動かされることとなるのである。

独りよがりの目標では駄目である。周囲を向上させ幸福にする目標であって、初めて、真のねばりも勢いも出来て来る。逆にそうしてもなすべき目標なら、それをよくよく見つめてまごころに通ずるものに、また信念をもって説得出来る目標にしなければならない。

最初、漠然と目標は作られるが、やはり良いと思うから目標となったものであるから、よくよく見つめれば自他共に納得出来る理論立ては必ず出来る。これが信念が定まった、という事である。成功の第一段階が出来たこととなる。

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