自信のできる環境をつくれ。仕事とともに自信も渡せ。

私達が「仕事が楽しい、やりがいがあると感じる項目」を並べてみると、
・ 目標、あるいは指示に対してスムーズに仕事がはかどる
・ 難しいけれども、やるべき道筋はよくわかっている
・ 自分が先頭に立ち仕事を解決することをみんな期待している
・ 部下は十分私を信頼し、よくついてきてくれている

この他にもたくさんあると思われるけれども、やはり仕事やそれに関して自分が「自信があるから楽しい」と思われるものがほとんどである。

次に逆に、「仕事が面白くない、生きがいがない」と思われるものを並べてみる。
・ 仕事の進め方がわからない
・ 自分がこの仕事場にいてもいなくてもわからない存在
・ 自分には適正がないのでは。
・ 失敗ばかりして自信がない。
これを通じて言えることは、「やるべきことがわからない、する事に自信がない」ということである。

エリートコース、優秀生コースを進んで来た人たち、常に努力して人の前を進んで来た人達。この人達は自分の優秀性を信じている。恐らく人の前を歩むのは、常にそれなりの努力が必要であることを知っている人達であろう。この人達の自信や自負心、その努力により得た知識、能力はそれなりに重要なものである。しかし、直接お金を生むものではないことも皆さん自明のはずである。

いくら若い時に活躍した人でも、その有能さを発揮しない限り唯の木偶坊(でくのぼう)である。逆に若い時に凡庸な人でも苦労し、経験し、次々と能力を発揮する技を身につけた人は誠に優秀な人材である。仕事をするのは現在及び将来である。挫折をし、いまだに自信を持てない人も多いに違いない。それも心構え次第で、今しばらくの我慢と勇む心で努力すれば、過去の人生経験を下地として、必ず自信を取り戻す時がくる。

若い時代の能力は、自在に消長が定まります。わずかの努力でたちまち人より長じます。わからないで困った!と思ったら、難しい!と思ったら、よくわかった先輩に相談すること、良い師を得ること、勉強しては結果を見てもらうこと。自信とは訓練の結果を認めてもらうことです。

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