魅力ある人間になりたい。-魅力の九カ条-

折々にスナックや飲み屋へ行っても、年と共に次第にもてなくサービスが低下してくるのですが、若い時に人気があったかというと、どうも記憶のあるところ脇役に回った方が多かったように思います。そして、どうすれば女性に好かれるかとやっかみ半分に考えるのですが、特に研究するでもなく次第に年経て、やがて自分で仕事を始めてみて、改めて人に好かれることが経営に、セールスに、自分の人生にいかに大切であるか身にしみて感じることとなります。

若い内からそのコツを意識して努力し、性格にまで作り上げる事が人生にどんなに役立つか考えてみてください。それぞれ、そう難しいことではありません。有意義に人生を送りたいと思う方、実行あるのみです。

第一条:機敏で気力にあふれていること(常に生き生きと)
だらしない人、うらぶれた人に魅力はありません。てきぱきとした動作、生き生きした目には誰も惹かれます。

第二条:機知に富むこと(ことばを選べ)
しゃべっていて楽しいこと。それには、いろいろと知っているほど話題も豊富になります。本を読むのも面白いだけではなく、知識を仕込みたいですね。また、ことばの使い方一つで、同じことでも相手は喜び、逆に腹が立ちます。喜んでくれることば、楽しい雰囲気を作ることばを選べば、その楽しさは自分にはね返ってきます。

第三条:時間厳守(5分前精神)
時間を守らない人は、頼りない、熱意が無い、思慮に欠けている、信頼出来ない、という印象になります。遅れた理由など何の言い訳にもなりません。5分前に着くことは誰にでも出来る簡単な、そして大切なことです。

第四条:人をほめられること(長所を早く見つけよ)
おべんちゃらや皮肉と混同しないでください。現在や過去の行為の中に、良い所、立派な行いを見つけ、覚えていてほめることです。人をほめれば自分の良い所も見つけてもらえます。相手の心の扉を開いて何もかも良い方へ回ります。

第五条:温かい思いやり(親切)
自分を主体とせず相手の都合を考え、相手のためになるよう気をつけること。そして態度で表すこと。正直が良いとは限りません。無躾は全く迷惑、放っておくのは親切ではないでしょう。相手の気持ちになってことばをかけてください。

第六条:身だしなみ(努力をせよ)
デートをするときに外見に無神経は困ります。時間と場所に応じた服装を、どんな装いにも清潔。「自分の実力を見てくれ」と思っても始まりません。感じるのは相手だし、同等の人が二人いれば良い方が選ばれるでしょう。

第七条:自制すること(怒れば負ける)
人は怒った瞬間に道理から外れます。自分の感情をコントロール出来る人が怒る人よりはるかに上等なのです。一度口から出したことばは絶対に消せません。腹が立ったらまず黙ること、そして考えること。それから相手を傷つけないことばを選ぶことです。時が経って、それを良かったと思う時が必ず来ます。

第八条:人を好きになること(どんな人でも好きになれる)
人は相手の感情を敏感に感じます。親しみや愛情、憎しみや嫌悪、このような感情は微妙にわかります。嫌な感じの人や欠点の多い人は、逆に長所も大きなものがあります。好かれるためには「良い所を理解して好きになろう」と努力することです。

第九条:自分に自信をもって実行すること(恥をかける人こそ偉い人)
誰でも十分人を惹きつける個性を持っています。ここまでに言った8つの点に自信を持って振舞うことです。そうすれば効果はすぐ分かります。そして習慣にまでなります。 人が喜ぶことを躊躇無く実行してみてください。多くの友人が出来れば今までの何倍もの仕事ができ、人生は楽しくなるでしょう。魅力的な個性、そして実行力のある人達は、間違いなく楽しい人生を過ごすことができると言えます。

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