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CASE.4 人手や職人に頼っている工程を自動化

人海戦術が限界を迎えている

ものづくりの現場では、人手不足が深刻な課題になっています。国内においては、人口減少を背景とした労働力不足に加え、業界によっては職人不足が課題となっており、生産活動や事業活動に影響が出始めています。一方で、海外の生産現場に目を向けると、新興国の賃金上昇を理由に、労働集約型が立ち行かなくなっています。より人件費の低い国や地域への生産移転も進められていますが、新型コロナやその感染症対策、クーデター、ストライキなど、人手に頼る限りはリスクを抱え続けることになります。

世界初の自動化で競争力を高める

世の中に自動機がないため、人手でなんとかしている工程や、自動化が難しく職人技に頼ることで乗り切っている工程でも、自動化のアイディアを組み合わせて構想を検討することで、自動化を実現できる可能性があります。業界内では、「自動化は難しい」「人手でなんとかするものだ」と思われている工程を自動化することができれば、業界初・世界初の取り組みとして注目を受けたり、自社製品の競争力(コスト削減、品質向上など)を高めることにつながり、ライバルとの競争を優位に進めることができます。

事例:縫製業C社
縫製業界における自動化

縫製業は、労働集約型産業の代表例であり、人件費が安い国へ生産拠点を移転させることで低コスト生産を実現している。かつての生産拠点であった中国は人件費が高騰し、今はベトナム、ミャンマー、バングラデシュといった東南アジアにおいて、多くの人がミシンを駆使して大量生産体制を構築している。
裁断など素材の加工工程では自動機が用いられているが、衣料品に縫い上げていく縫製工程は、柔らかい布を扱うことや、素材や色・サイズが多種に渡るため、自動が難しい分野である。

課題解決のために行った施策
現場の観察
現地の縫製工場を訪問して作業工程を観察。製品の特性・種類を知ることや、人の流れ・動きを確認し、自動化に向けたイメージづくりを行った。
構想検討
打合せの中で、構想図を描きながら自動化に向けた検討の共有を図る。その後、3D図面によるイメージ共有や、要件定義書によるユースケース・メリットを共有し、自動化経験の少ないお客様にもしっかり意思決定・判断ができる材料を提供。
設計製作
軟体物である布特有の自動化阻害要因を分析し、設計によって解決した。設計で作り込んだ要求値を実現する為、協力工場と連携した製作、製造を実施。
品質の作り込み
現物確認と装置の微調整を繰り返し、お客様とともに品質の作り込みを実施。当初の要求になかった色素材への対応を求められたことから、カメラを活用し、独特な撮像条件を追加することによって対応を図った。
ご提供できた成果
(1)自動化が難しいと考えられていた縫製工程の自動化に成功
軟体物を設備で扱う難しさを克服し、縫製工程の一部を自動化することができた。お客様にも縫製の自動化を考える切り口を掴んでいただくことができ、次の自動化を考えるきっかけを提供することができた。人手に依存しない生産体制の構築にチャレンジできるようになった。
(2)生産性・品質の向上につながっている
縫製業は、作業者がミシンと向き合い、ひとつの工程につきっきりになっているケースが多い。今回の自動化によって、作業者はワークを設備にセットするだけで自動縫製ができるようになり、掛け持ち作業ができるようになった。また、軟体物特有の品質のバラツキについても、設備を使うことによって低減することができた。

人海戦術を脱却する自動化のご提案をいたします

タマディックは自動車・航空宇宙・FAなど、ものづくりの様々な分野において生産技術で貢献しております。各分野で取り組んできた自動化を構成するアイデア・アプローチをフル活用することで、今まで「人でやるものだ」「自動化は困難」と言われてきた工程の自動化のチャレンジをご支援いたします。

① 工程分析・工程設計
生産現場をよく観察する。部材の供給からどのように機械にセットされるかを確認する。製品の特性・種類をつかみ、その共通点を見つける。人間の動きを観察して自動化に向けたイメージを掴む。
② 自動化のイメージ共有
構想図や3D図面を用いながら、自動化イメージを共有することで、お客様と共に開発する。
③ 自動化工法開発
ひとつひとつの工法を検討する。品質保証、段取り時間や仕込み時間を削減可能な工法を開発する。
④ 安全であること
人海戦術の現場では、人が近くにいることを前提に低推力を利用したり、協働ロボットを採用し、安全を保つ。

業界初・世界初の自動機の構想・開発
(前例のない自動化・省人化で競争力を高める)

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