お客さまから信頼される
高付加価値提供企業へ舵を切る
2024年3月末時点
2000年代、タマディックの業績に大きな影響を与えた2つの出来事があった。1つは初頭に世界を襲った「半導体不況」。もう1つは、2007年の「リーマンショック」だ。特に、これを機に「派遣切り」が社会問題になったリーマンショックは、業務単位での受託が売り上げの多くを占め、エンジニアの派遣比率が高かったタマディックにとっては大きな逆風となった。社長就任から間もない頃であったが、森實敏彦はタマディックの将来を見据えて大きな決断をする。それは派遣業務の比率を下げること、つまりは業務単位からプロジェクト単位での受託に契約形態を切り替るというものだった。
「プロジェクト単位での受託」とは、品質を担保して納期どおりに成果を出すことはもちろん、エンジニアの労務管理、全体のマネジメント業務を含めてタマディックがプロジェクト全体の進行を引き受けることを意味する。設計から改善計画までの一連の流れの中で、高い技術を提供し、作業の効率化を図り、タマディックが提供する付加価値を高めることができる。さらに、必要な場合には即戦力の増員も可能となるなどメリットは大きい。こうしたメリットを広く深くお客さまに浸透させることでプロジェクト単位の受託を増やし、現在では売り上げの約8割を占めるまでになった。
Topics
- 2002年
- 森實敏彦が代表取締役社長に就任
- 2000年代初頭
- 世界的半導体不況
- 2007年
- 世界的金融危機(リーマンショック)。これを機に、高付加価値企業への舵切り
- 2024年現在
- プロジェクト単位の売上比率は約8割を占めるまでになる