健康経営に対する取り組み
株式会社タマディックでは、2017年より「株式会社タマディック健康宣言」を制定、社員の健康課題の把握と必要な施策を検討することで、心と身体の健康づくりを支える職場環境を推進しております。2019年度からは禁煙に成功した社員に祝金を支給する「禁煙チャレンジ」、2021年度からは禁煙を含め健康的な減量や健康的な生活習慣の維持に成功した社員に祝金を支給する「健康チャレンジ」へと内容を改訂、さらに2021年11月に竣工した新社屋「タマディック名古屋ビル」では、社員が利用できるオフィスサウナを設置し、一層の健康促進に取り組んでおります。
株式会社タマディック健康宣言
弊社は、お客さまに最高の技術サービスを提供し、社員生活を向上させるために、エンジニアの高い技術力と心身の健康が不可欠であると考えています。
そのために、代表取締役社長 森實 敏彦を「社員の健康保持・増進最高責任者」とし、社員全員が安全かつ健康に働くことができる、働きがいのある職場の実現を目指します。
責任者メッセージ
弊社は1959年の設立以来、「総合エンジニアリング企業」として国内トップメーカーとともに設計開発・生産技術・解析業務をはじめ先端技術の開発・革新に取り組んでおります。
これら高付加価値な技術サービスを持続的に提供するためには、従業員とそのご家族の健康が何よりも重要であり、会社にとっても重要な財産であると捉え、2017年より私を「社員の健康保持・増進最高責任者」とし、積極的に健康経営を推進しております。
経営者として、働きがいのある職場を実現させ、健康を維持しながらワーク・ライフ・バランスとウェルビーイングを向上させることは、会社にとっても社会にとっても持続的に長く続く投資であると考えております。今後も健康経営を実践し、心と身体の健康づくりを支える職場環境を目指してまいります。
株式会社タマディック
代表取締役社長
森實 敏彦
健康経営戦略MAP
「株式会社タマディック健康宣言」を実現するために、目標達成に必要なプロセスを指標化し、進捗状況を定量的に把握しながら健康経営を推進していきます。
健康経営推進体制
「株式会社タマディック健康宣言」に基づき、体制をより強化していくため、代表取締役社長・森實敏彦を「社員の健康保持・増進最高責任者」として選定し、管理本部 総務部が産業医や保険組合などの外部組織と連携し、従業員の健康保持・増進を支援する施策の検討・実行・効果検証を行ってまいります。
具体的な取り組み
①働きがいのある職場づくり
弊社は「働きがいのある職場の実現」「健康保持・増進」を重点施策として、健康経営に取り組んでおります。新社屋建設においても、さまざまな部署・役職からプロジェクトメンバーを選定し、"働きがいのあるオフィス"実現に向けて意見交換を行い、コンセプト策定を進めております。
2021年11月に竣工した「タマディック名古屋ビル」は、プリツカー賞を受賞した世界的建築家・坂 茂(ばん しげる)氏の設計によるCLT(直交集成材)を活用した地上8階・地下1階の木質免震構造オフィスビルです。
8階には、日本で初めて駐日フィンランド大使に認定されたオフィスサウナ『LUOVA SAUNA』(ルオヴァ・サウナ)があります。設計は、ビルと同じく世界的建築家・坂 茂(ばん しげる)氏によるもので、社員が終業後のリフレッシュや休日のレクリエーション、お取引先との商談などに使用しています。サウナを通した社員の健康およびワーク・ライフ・バランスとウェルビーイング向上のための取り組みをご評価いただき、2021年11月に日本で初めてフィンランド大使からオフィスサウナとして認定いただきました。
さらに2025年度には、愛知県豊田市内と一宮市内にて、こちらもオフィスサウナを備えた新事務所がオープンいたします。
②育児介護の両立支援
タマディックは、社員が生涯エンジニアとして活躍し続けるために、安心して子どもを産み・育てることができる環境を整備して仕事との両立を支援すること、また、少子高齢化が進む中で介護を担う社員が仕事と両立できる環境を整備することは、会社が果たす大切な役割であると考えています。代表取締役社長 森實 敏彦を「育児・介護と仕事の両立支援の責任者」として、さまざまな制度・仕組みを整備し、ワーク・ライフ・バランス促進に取り組んでまいります。
育児関連
1. 産前・産後休業
3. 出生時育児休業(出産時含め)
2. 育児休業
4. 子どもの看護休暇
離業・私用外出
休憩時間以外で、病院受診・育児介護などの家庭事情、または役所手続き等を行いたい場合、一時的に業務を離れることが可能な制度
介護関連
1. 介護休暇
2. 介護休業
子ども連れでも出勤が可能なエリアの創出
2025年度に竣工予定である2拠点においては、子どもを連れての出勤・業務が可能なエリアを創出いたします。自社初の取り組みでもあり、ニーズに沿った運用を構築してまいる予定です。
③健康増進施策「健康チャレンジ!」
2019年度からは禁煙に成功した社員に祝金を支給する「禁煙チャレンジ」、2021年度からは禁煙を含め健康的な減量や健康的な生活習慣の維持に成功した社員に祝金を支給する「健康チャレンジ!」へと内容を改定し、健康支援活動が本格的にスタート。
2024年度の「健康チャレンジ!」では、体重100g=100円、または腹囲1センチ=1,000円と設定し、昨年の健康診断データからマイナスになった分を祝金として支給する「ボディメイクコース」や、肝機能/血糖/脂質/血圧の判定すべてが2年連続で"異常なし"または"軽度異常"をキープできたら祝金1万円が支給される「健診判定コース(はなまる維持)」といった4種類のコースが用意されました。社員は、4~5月までに自身で実施するコースを選択してエントリーし、10月に行われる社内健康診断に向けて健康的な生活を送り、目標達成を目指します。
2024年に開催された『第83回日本公衆衛生学会総会』では、健チャレを開始する前の2020年度から2023年度までの参加群と非参加群の健康診断判定の比較データを用い、施策が健康改善・増進に効果が見られたことを発表いたしました。
2024年度 健康チャレンジ!概要
コースの種類(複数選択可)
健康診断判定コース
健康診断データにおいて、肝機能/血糖/脂質/血圧の判定すべてが2年連続で"異常なし"または"軽度異常"をキープできたら祝金1万円を支給。
禁煙コース
禁煙外来を利用した方には「禁煙治療費補助金」を支給。禁煙が成功したことを2名が署名し、一度成功したら再エントリーは不可。祝金2万円を支給。
※禁煙治療費:医療機関で治療を受けた費用
ボディメイクコース
体重100g=100円、または腹囲1センチ=1,000円と設定し、昨年の健康診断データからマイナスになった分を祝金として支給。
歩数コース
1日の目標歩数を設定し、日々のチェックシート、またはアプリ等で証明。8カ月の間、月の平均で目標歩数をクリアしていたら達成となり、祝金1万円を支給。1カ月未達の場合は半額支給。
実績
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参加数 (開始時) |
達成者 | 参加率 |
達成率 (1コースのみも含む) |
祝金支払い総額 |
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| 2024年度 | 720名 | 422名 | 60.1% | 58.6% | 9,535,700円 |
| 2023年度 | 593名 | 326名 | 50.5% | 55.0% | 7,307,200円 |
| 2022年度 | 316名 | 130名 | 28.0% | 41.1% | 2,033,100円 |
| 2021年度 | 216名 | 116名 | 19.8% | 53.7% | 2,779,256円 |
④喫煙促進宣言
株式会社タマディックは、社員生活を向上させ、お客さまに最高の技術サービスを提供するためにも、エンジニアの心身の健康が不可欠であると考え、2017年に健康宣言を制定しました。なかでもタバコの煙に含まれる化学物質は5000種類を超え、発がん物質も約70種類存在しているといわれています。したがって、喫煙者以外、特に社員を支えているご家族にも、悪影響を及ぼします。
社会の動きとしても「2020年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会の準備及び運営に関する施策の推進を図るための基本方針」において、受動喫煙防止対策の強化が明記され、また、望まない受動喫煙防止のため、2018年7月25日に健康増進法の一部を改正する法律が成立し、2024年4月1日より全面施行されています。
弊社は健康宣言に基づき、禁煙活動を促進し、安全かつ健康に働くことができる職場の実現を目指します。
重点施策
- 禁煙の促進
- 禁煙しやすい環境づくり
実施事項
- 禁煙教育の実施(ポスター、社内報等)
- 禁煙外来の紹介
- 禁煙治療費補助金・禁煙成功者への祝金の支給
- 2020年4月より事務所全面禁煙
- 2025年1月より就業時間内禁煙
喫煙率低下に向けた取り組み
目標:前年度喫煙率より減少
2017年の「株式会社タマディック健康宣言」に基づき、禁煙活動を促進して安全かつ健康に働くことができる職場の実現を目指し、喫煙率低下に向けた健康投資施策として以下を実施し、効果検証を行なう。
1.禁煙外来費用補助
禁煙外来通院終了後、医療機関・調剤薬局の保険診療自己負担に対して全額費用補助
2.『禁煙チャレンジ』の実施(現在は『健康チャレンジ』)
2019年から禁煙が達成できた従業員に対して報奨金をインセンティブ支給
(2019年度 50,000円、2020年度 30,000円、2021年度以降 10,000円)
禁煙外来の利用や禁煙チャレンジ等喫煙率低下に対する上記施策を2019年度から実施し、全社の喫煙率も施策導入当初の2018年度24.1%から17%台まで低下した。
3.2025年からは就業時間内禁煙を導入
今後も喫煙率目標の達成に向けて施策の効果を社内へ発信し、喫煙率低下に向けた取り組み強化を継続。
実績①:喫煙率(目標:前年度より減少)
| 2024年度 | 18.8% |
| 2023年度 | 17.6% |
| 2022年度 | 18.6% |
| 2021年度 | 19.0% |
| 2020年度 | 19.0% |
実績②:事務所全面禁煙の実施(目標:2020年4月実施率100%)
2018年度は0%(0事務所/8事務所)でしたが、2020年4月:8事務所全てにおいて禁煙対策実施し、達成しました。
⑤受診率および各種健康数値向上の取り組み
1. 定期健康診断受診率向上に向けた取り組み
目標:受診率100%(休職者除く)
- 仕事場からアクセスしやすい受診場所を確認しながら日程を調整
- 実施通知書を発行し、健診の日程と必要性を社員に周知
- 秋の定期健康診断(9~12月)では、インフルエンザワクチンの同時接種も実施(同時接種率:2024年度 58%)
- 休職や業務都合で未受診の社員に対しては、受診日程を後日再調整
| 2024年度 | 100.0% |
| 2023年度 | 100.0% |
| 2022年度 | 100.0% |
| 2021年度 | 100.0% |
| 2020年度 | 100.0% |
2. 二次健診受診率向上に向けた取り組み
目標:二次健診受診率70%以上
2014年の受診率3.6%を受け、社員個人に加え上司にもアプローチし受診率向上を図った。下記の活動を経て会社全体での取り組みが浸透し、徐々に受診率が70%程度まで向上した。
- 対象者に対して: 健診受診後約8ヶ月間、個別に受診勧奨、広報で健康教育を実施
- 管理者に対して: 2016年以降、部毎の受診率を月例全社会議で開示し、上司からの受診勧奨を促進
- 経営側に対して: 2017年以降、ISOの監視項目として「受診率」を追加、2019年以降新型コロナウイルス感染症による受診控えで一次的に受診率が減少したが、感染症収束と健康管理の重要性の理解を得られ受診率が改善。今後も受診率向上のための支援を継続
| 2024年度 | 81.4% |
| 2023年度 | 75.2% |
| 2022年度 | 77.2% |
| 2021年度 | 66.0%* |
| 2020年度 | 62.0% |
*新型コロナウイルス感染症による受診控えの影響が続くも例年並みを維持
3. ストレスチェック受検率向上に向けた取り組み
目標:ストレスチェック受検率100%
2014年より年2回の独自のストレスチェックを開始。2015年以降は職業性ストレス簡易調査票を用いて実施しており、2016年からは受検者の利便性を図るためにWEBにてストレスチェックが受検できるシステムを導入。下記の活動を経て例年約90%の受検率となった。2023年度以降メンタルケアの向上を目的に新システムを導入。社員が自分のストレス状態に気づき早期に対応できること、健康に働くことができる職場環境の実現のため、今後も継続して支援を行ない目標到達に努める。
- 全社に実施通知(目的、期間、受検方法等)を周知
- 10月の集中実施期間中に未受検者に3回にわたり受検勧奨メールを送付
| 2024年度 | 94.7% |
| 2023年度 | 97.2% |
| 2022年度 | 90.1% |
| 2021年度 | 87.6% |
| 2020年度 | 91.4% |
4. 有給休暇取得率向上に向けた取り組み
目標:有給休暇 年間5日を超える取得率70%以上
法改正(2019年4月)に先駆けて、2016年度より有給休暇取得計画活動(5日以上/年)を開始。
- 月例全社会議で取得計画に対する取得実績を報告
- 計画通りに取得できていない社員に対しては、上司が業務配慮を実施
| 2024年度 | 81.4% |
| 2023年度 | 87.3% |
| 2022年度 | 86.8% |
| 2021年度 | 79.3% |
| 2020年度 | 78.3% |
社外からの評価
健康経営優良法人2025(中小規模法人部門) ~ブライト500~
2025年3月10日付けで、経済産業省・日本健康会議が主催する「健康経営優良法人(中小規模法人部門(ブライト500))」に認定されました。今後も、お客さまの成長、そして多様なものづくりの技術で、未来社会の持続的な発展に貢献する高付加価値エンジニアリング企業を目指し、社員全員が安全かつ健康に働くことができる、働きがいのある職場の風土醸成に努めてまいります。
くるみんマーク
子育て支援などに積極的な企業として、厚生労働省から認定されました。産前休暇、産後休暇、育児休暇、介護休暇の制度を整えるなど、ワークライフバランスを重視しています。
あいち女性輝きカンパニー認定
女性の採用や管理職登用の拡大、働きやすい職場環境づくりなど、女性の活躍促進に向けて積極的に取り組む企業として、愛知県から認定を受けました(2020年10月31日認定更新)。また、2020年10月16日には愛知県より「あいち女性の活躍プロモーションリーダー」も委嘱されております。今後も制度の拡充を進めるとともに、人材の多様化に柔軟に対応できる職場の風土醸成につとめてまいります。
健康宣言に関するお問い合わせ
株式会社タマディック 管理本部 総務部
TEL 03-3232-1551 (東京) / TEL 052-209-6711 (名古屋)