2018.06.28

工学院大学にタマディックフライトシミュレータを納品

株式会社タマディック(本社:東京都新宿区/愛知県名古屋市、代表取締役社長:森實敏彦 英文社名:TAMADIC Co., Ltd.)は、工学院大学(学長:佐藤光史、所在地:東京都新宿区/八王子市)に6軸モーションを搭載したタマディックフライトシミュレータ「TFS001T-C172P-6DOF」を納品いたしました。

「TFS001T-C172P-6DOF」は、単発プロペラ機セスナ172Pをコンセプトに据え、実際の機体と同様に操縦席を2人乗りに設計し、航空計器も機体に搭載されているものと同じ仕様を再現しました。6軸モーションでは、視界映像と連動してコクピットを前後・左右・上下方向に動かし、実際に操縦している感覚で離陸・旋回・着陸を体験できます。訓練シナリオは、日本国内の主要空港を網羅したデータベースを搭載し、中でも東京国際空港(通称:羽田空港)においては、建築物などをよりリアルに再現した映像を採用しております。

弊社は、戦後初の国産小型旅客機「YS-11」より航空産業に参入し、設計開発・生産技術・解析業務を通し日本の航空産業の発展に貢献してまいりました。現在では、シミュレータを用いた操¬縦系統の評価試験や、シミュレータ訓練装置の操縦系統・電子系統の性能評価試験業務を請け負っており、それらの経験と知識を活かしたフライトシミュレータの独自開発を進めております。民間および教育機関に納品した事例は、今回で2件目になります。

工学院大学は、1887(明治20)年の開学以来、専門技術者育成の場として10万人を超えるものづくりのプロを世の中に送り出してきました。2019年4月に、先進工学部 機械理工学科に同大初となるパイロットの資格取得を目指す「航空理工学専攻」を新設し、高度な工学知識と操縦技術を兼ね備えた"エンジニア・パイロット"の養成をスタートします。「TFS001T-C172P-6DOF」は、八王子キャンパス内に設置され、同専攻の飛行訓練カリキュラムや実機訓練期間外の自主トレーニング等で使用予定です。フライトシミュレータの納品を通し、産学連携で航空宇宙産業の発展に貢献していく人材の育成を目指します。

名称:タマディックフライトシミュレータ
型番:TFS001T-C172P-6DOF
【主要諸元】
サイズ:全長1,900mm/全幅2,100mm/全高1,750mm
対応機:固定翼機(セスナ172P)
モーション:6軸
定員:2名
訓練シナリオ:日本全国の主要空港