2021.11.08

「メッセナゴヤ2021」に出展 技術PR展示物5種類を展示

株式会社タマディック(本社:東京都新宿区/愛知県名古屋市、英文社名:TAMADIC Co., Ltd.)は、2021年11月10日(水)~13日(土)にポートメッセなごやで開催される日本最大級の異業種交流展示会『メッセナゴヤ2021』に出展いたします

弊社は、1959年の設立以来、「戦後初の国産旅客機」「国内初の宇宙ロケット」「世界初の量産ハイブリッドカー」など、自動車、航空・宇宙、FA・ロボット、エレクトロニクスをはじめとする様々な産業の国内トップメーカーとともに、時代の最先端を行く技術の開発・革新に取り組んで参りました。同時に、これまで獲得した知見や技術を活かし、フライトシミュレータや独自機構を採用したAGV、無線送信技術とスマートフォンアプリによるフェンシング審判器を自社開発するなど、研究開発や保有技術の活用にも注力しております。

今回の展示品は、愛知県に拠点を置く自動車事業部、航空・宇宙事業部、FA・ロボットテクノロジー事業部、事業戦略部が独自に開発した5種類の技術PR展示物になります。仕様検討・構想から機構設計に至る「設計力」、協調ロボットなどに代表される「自動化・省人化」や「先端要素技術」、そして画像処理に代表される「センシング技術」など、いずれも生産現場で挙げられる課題に対し、弊社ならではのアプローチと保有技術を盛り込みました。

タマディックは、今後も「総合エンジニアリング企業」として技術力を通じ、ものづくり大国・日本を支え、お客さまからの信頼にお応えする企業であることを目指し続けます。

展示物について

生産技術力・設備開発力

「設計力(メカ・制御)」「生産技術力」「制御技術」「センシング活用技術」「ロボットテクノロジー」の総合力をひとつのシステムにパッケージングした技術PRコンセプト機。選定したミニカーをセンシングで判別、協働ロボットやからくり機構を活用し、後方ストッカー部にある同一車種のミニカーと入れ替える動作を全自動で行う。省人化に対応するエンジニアリング力をアピールする。

撮像技術

特殊カメラを用いた撮像技術をご紹介。今回は、サーモカメラと熱源を用いて、外乱光の影響を低減させ「見たいモノを視る」撮影法を展示。サーモカメラ以外にも、様々な特殊カメラを用いた撮像技術と画像処理システムをご提案。
(特許出願中)

4軸モーションシステム

前後の傾き(ピッチ)、左右の傾き(ロール)、水平面の回転(ヨー)、上下の動き(ヒーブ)の4軸モーションシステムで、運転時の車体の挙動を再現。今後は、4軸に加え、前後の動き(サージ)、左右の動き(スウェイ)の6軸モーションシステムの開発を進めリアリティを追求する。フライトシミュレータやアスリート訓練等、他分野にも技術を応用していく。

2in1駆動 AGV

自社開発による2in1駆動ユニットを搭載した無軌道型AGV。走行と操舵駆動を1つのモータで制御する独自システムを採用し、全方向(直行・横行・斜行)移動、その場旋回やカービング走行が可能。Depthカメラを使用したSLAM方式と2次元コード読取りによる位置補正方式のハイブリッド技術でAGVの軌道を自動制御。(※特許出願中)

フェンシング無線審判器システム

無線送信機とスマートフォンで完結するフェンシング審判器。審判器をスマートフォンアプリで実現し、剣に接続した専用送信器と無線接続することで、従来の有線接続に比べ競技道具を簡素化でき、利便性を大幅に改善。アプリ上では試合の得点履歴を残すことができ、対戦内容の分析が可能。愛知県フェンシング協会との共同開発により、機能性・操作性の向上を目指す。(※特許出願中)

  • メッセナゴヤ2021ブースイメージ(第3展示館 3D-241)