第2部 タマディックの時代

第8章 サステナビリティ・健康経営の推進(2021~)

福岡事務所開設
2021. 2 福岡事務所開設

2月1日、北部九州の自動車産業における事業拡張を目指し、国内では10カ所目の拠点事務所となる福岡事務所(福岡県古賀市)を開所。自動車事業部 第2生技部所属の6名のメンバーでスタートした。

北部九州には4つの自動車メーカーの生産工場が立地し、年間150万台以上の自動車が生産されており、自動車生産を支える関連企業も年々増加傾向に。当社としては九州エリアにおける自動車生産設備のエンジニアリング業務が堅調に伸びていることから、新拠点を設立して人員を増員、いっそうの技術力アップと九州チームの体制強化を図った。

開所式は、新型コロナウイルス感染拡大状況を考慮して4月に開催された。

自社開発の2in1駆動AGVを国際物流総合展2021にて展示
2021. 3 自社開発の2in1駆動AGVを国際物流総合展2021にて展示

3月9日~12日にAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)にて開催された「国際物流総合展 2021」に出展。2モータのみで全方向(直行・横行・斜行)に移動可能な自社開発2in1駆動AGV(Automatic Guided Vehicle)を展示した。

「2in1駆動AGV」に搭載する駆動ユニットは、FA・エレクトロニクス事業部が開発したもので、走行と操舵駆動をクラッチ操作により1モータで制御できる機構を採用。これをAGVに対角に搭載することで、2モータのみで全方向移動やその場旋回、カービングなど高い機動性を実現≪特許出願中≫。モータ使用数を最低限にすることで、低価格化と長時間駆動できる省エネ性の実現を目指した。また、4方にデプスカメラを備えており、事業戦略部と共同で開発したSLAM制御システムにより自律走行が可能。将来的には、取り換え可能な上部機能モジュールの開発を進め、物流のみならずオフィスでの清掃や警備などへの用途も想定した多機能化を目指した。

2021. 4 健康支援活動「健康チャレンジ!」スタート

「働きがいのある職場の実現」「健康保持・増進」を重点施策とし、2017年に「株式会社タマディック健康宣言」、2019年に「禁煙促進宣言」を制定し、社員の健康課題の把握と必要な施策を検討することで、心と身体の健康づくりを支える職場環境を推進してきた。

2019年度からは禁煙に成功した社員に祝金を支給する「禁煙チャレンジ」、2021年度からは禁煙を含め健康的な減量や健康的な生活習慣の維持に成功した社員に祝金を支給する「健康チャレンジ」へと内容を改定し、健康支援活動を本格的にスタートさせた。毎年、内容を見直し・拡充してる。

この取り組みの成果を、札幌コンベンションセンター(北海道札幌市)で開催された『第83回日本公衆衛生学会総会』(2024年10月29日~31日)にて、「インセンティブ(目標達成祝金)を用いた健康増進施策の取り組み」のポスター発表を行なった。

2021 AICHI FENCING FESTIVAL出展/スマートフォンアプリを利用した国内初のフェンシング無線審判器システムを参考出展

初号機

2021. 6 2021 AICHI FENCING FESTIVAL出展/スマートフォンアプリを利用した国内初のフェンシング無線審判器システムを参考出展

6月11日~12日にスカイホール豊田(愛知県豊田市)にて開催された2021 AICHI FENCING FESTIVAL(第60回中日本フェンシング選手権大会)の当社ブースにて、FA・ロボットテクノロジー事業部 エレクトロニクス技術部と愛知県フェンシング協会様と共同開発によるスマートフォンアプリを利用した国内初のフェンシング無線審判器システムを参考出展した。

無線送信機とスマートフォンで完結するフェンシング審判器は、剣に接続した専用送信器と無線接続することで、従来の有線接続に比べ競技道具を簡素化でき、利便性を大幅に改善。アプリ上では試合の得点履歴を残すことができ、対戦内容の分析が可能※。

(※特許出願中)

メッセナゴヤ2021に出展。技術PR展示物5種類を展示
2021.11 メッセナゴヤ2021に出展。技術PR展示物5種類を展示

11月10日~13日にポートメッセなごや(名古屋市港区金城ふ頭)にて開催された「メッセナゴヤ2021」に初出展。自動車事業部、航空・宇宙事業部、FA・ロボットテクノロジー事業部、事業戦略部が独自に開発した5種類の技術PR展示物を展示。

仕様検討・構想から機構設計に至る「設計力」、協調ロボットなどに代表される「自動化・省人化」や「先端要素技術」、そして画像処理に代表される「センシング技術」など、いずれも生産現場で挙げられる課題に対し、当社ならではのアプローチと保有技術を盛り込み、これまで獲得した知見や技術を存分に活用した。

<展示物>
・生産技術力・設備開発力
・撮像技術
・4軸モーションシステム
・2in1駆動 AGV
・フェンシング無線審判器システム

タマディック名古屋ビル(撮影:平井広行)

タマディック名古屋ビル
(撮影:平井広行)

2021.11 タマディック名古屋ビル竣工

11月15日、世界的建築家・坂 茂(ばん しげる)氏の設計による地上8階・地下1階木質免震構造ビル「タマディック名古屋ビル」が竣工。名古屋丸の内事務所(名古屋市中区錦)・大江事務所(名古屋市港区大江町)・名古屋南事務所(名古屋市南区戸部町)勤務の航空・宇宙事業部とFA・ロボットテクノロジー事業部、事業戦略部、管理部門が転居し、翌年の1月6日に営業をスタートした。

「働きがい×健康促進×コミュニケーション活性化の実現」の象徴となるこのビルは、CLT(直交集成材)を活用した日本初の工法を用い、さらにスマート調光ガラスシステムや滲みだし空調などの最新技術を採用し「エンジニアが誇りを持って働ける場所」として、またエンジニアリング会社として常に新しい技術に挑戦し、社会の変革に技術で貢献し続けられるような働きがいのあるオフィスを目指した。さらに、最上階8階にはサウナを通した社員の健康およびワークライフとウェルビーイング向上のためオフィスサウナ『LUOVA SAUNA』(ルオバサウナ)とキッチンやテラスを有した多目的スペース『MUUTOS HALL』(ムートスホール)を完備した。

11月24日には、竣工式および竣工式典を挙行。フィンランド式サウナ『LUOVA SAUNA』(ルオバサウナ)が、駐日フィンランド共和国 特命全権大使より“オフィスサウナ”として認定をいただき、竣工式典内で「オフィスサウナ フィンランド大使認定証授与式」も執り行なった。

2023年1月には、良好なまちなみの形成に寄与していると認められる建築物等を表彰する「第6回 名古屋まちなみデザイン賞」において、「まちなみデザイン賞」(建築物・工作物部門)を受賞した。

タマディック名古屋ビル特設ページ

2022. 1 自動化・省人化ソリューションを提供開始

当社は1959年の創業以来、自動車、航空・宇宙、FA・ロボティクス、エレクトロニクスなど、多様な分野における生産工程の技術支援に取り組み、現在では小規模の設備製作から工場の大規模生産ラインに至るまで、様々な現場において自動化・省人化、さらには既存設備などの品質向上化、高速化、高能率化、デジタル化など幅広い支援を行なっている。それらのノウハウを活かし、製造メーカーや産業機械を扱う商社などを対象に、自動化・省人化ソリューションのサービスの提供を開始した。

タマディックコーポレートサイト|自動化・省人化ソリューション

「健康経営優良法人2022(中小規模法人部門) ブライト500」に認定
2022. 3 「健康経営優良法人2022(中小規模法人部門) ブライト500」に認定

3月9日付で経済産業省・日本健康会議が選ぶ「健康経営優良法人2022」の中小規模法人部門において、上位500法人のみが取得できる「ブライト500」に認定。「働きがいのある職場の実現」「健康保持・増進」を重点施策とし、2017年より「株式会社タマディック健康宣言」を、2019年には「禁煙促進宣言」を制定し、社員の健康課題の把握と必要な施策を検討することで、心と身体の健康づくりを支える職場環境を推進している。

2019年度からは禁煙に成功した社員に祝金を支給する「禁煙チャレンジ」、2021年度からは禁煙を含め健康的な減量や健康的な生活習慣の維持に成功した社員に祝金を支給する「健康チャレンジ」へと内容を改訂、さらに2021年11月に竣工した新社屋「タマディック名古屋ビル」では、社員が利用できるオフィスサウナを設置し、いっそうの健康促進に取り組んでいる。これらの取り組みを評価いただき、以降、3年連続で「ブライト500」に認定いただいた。

さらに2024年4月には、これまでも制度としてあったフレックス制度をさらに見直し、コアタイムなしのスーパーフレックス制度を導入するなど、ワークライフバランス推進による社員のモチベーションアップにもいっそう取り組んでいる。

タマディックのサステナビリティ本格始動
2022. 4 タマディックのサステナビリティ本格始動

2021年4月、中期事業計画「第10次5か年計画」がスタート。「エンジニアの成長と希望、事業の成長と進化を両立し、総合エンジニアリング企業としての確立を目指す」を基本方針とし、「多様なものづくりの技術で、未来社会の持続的な発展に貢献する」を目指し、2021年度を準備期間とし、全社員にSDGs教育の受講や活動内容のヒアリングを実施。このほか、全プロジェクトの売上比率について、脱炭素事業、脱炭素関連事業として振り分けを行ない、2030年までには脱炭素事業を75%(※)までに引き上げることを目標とした(2022年4月時点:60%)。
※2023年度に目標を85%に上方修正

当社は、目指すべき持続可能な社会の姿を、人づくり: マルチスキルエンジニアの育成による産業発展への貢献と、お客さまの脱炭素製品および脱炭素関連製品に対して高品質な技術サービスを提供することで脱炭素化に寄与し、持続可能な社会の実現に技術で貢献したいと考え、2022年度よりSDGs監視指標(KPI)を設定し、本格的に活動を開始した。

管理本部 経営企画部 SDGs推進事務局が中心となって活動を推進し、2022年4月よりコーポレートサイト内に専用ページを設け、その成果を社外に公表している。

タマディックコーポレートサイト|社会への取り組み

3年越しで創立60周年記念行事を開催
2022. 6 3年越しで創立60周年記念行事を開催

当社は2019年9月12日に会社創立60周年を迎えた。2020年に記念行事を行なう計画だったが、コロナ禍に見舞われ、延期・中止と続き、3年越しで当初の予定通り関西地区にて記念行事を盛大に開催した。

「家族への感謝」をテーマにしたイベントは、社員そしてその家族合わせて1,429名が参加。数々の荒波を乗り越えながら、この60周年を無事に迎えられたことをお祝いし、一人ひとりが健康に留意しながら、家族への感謝の気持ちを忘れず、さらなる歴史を一緒に刻んでいく一員になってほしいという思いがこもった周年行事を挙行。さらに、森實 敏彦社長就任20周年のサプライズ企画も行なわれ、笑顔いっぱいの一日となった。

※主催会場の都合により具体的な場所や内容は記載しておりません

ラリージャパン2022 サービスパークに出展
2022.11 ラリージャパン2022 サービスパークに出展

当社は、2019年4月よりTOYOTA GAZOO Racing、2020年よりラリージャパン、2021年よりTOYOTA GAZOO Racingが主催する育成プロジェクト「ラリーチャレンジプログラム」(車両およびドライバー)を応援。11月10日~13日に愛知県・岐阜県で「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」が開催。新型コロナウイルスの影響で開催が2年延期となり、3年越しの開催となった。

サービスパークの豊田スタジアム(愛知県豊田市)内、(株)フォーラムエイト様の出展ブースの一角をお借りして、航空・宇宙事業部で開発中の4 軸モーションシステム(ドライビングシミュレータ)を展示し、たくさんの方々にご来場をいただいた。(株)フォーラムエイト様のソフトと、当社のシステムのコラボ出展となった。

全国高等専門学校連合会より感謝状を受領
2022.11 全国高等専門学校連合会より感謝状を受領

高等専門学校制度創設60周年に際し、当社の高専生への積極的な採用活動が功績として認められ、独立行政法人 国立高等専門学校機構様よりご推薦をいただき「就職企業上位100社」として一般社団法人 全国高等専門学校連合会様より感謝状を頂いた。

高専生を対象とした「ONEWEEKインターンシップ」を開催し、実地的なものづくりの現場を体験してもらいながら、キャリア形成活動をこれまでも支援。その交流もあり、2021年度には過去最高となる21名もの高専卒業生が当社へ入社。自動車、航空・宇宙、FA・ロボティクス、エレクトロニクスなど幅広い分野で、多くの高専卒業生がエンジニアとして活躍し、産業の発展に幅広く貢献している。

第7回 ロボデックスに出展。技術PR展示物5種類を展示
2023. 1 第7回 ロボデックスに出展。技術PR展示物5種類を展示

1月25日~27日に東京ビッグサイトで開催された「第7回 ロボデックス(ロボット開発・活用展)」に出展。各事業部がこれまで獲得した知見や技術を活かした研究開発や保有技術の活用し、「部品供給・組立・検査の工程をAGV(AMR)でつないだフレキシブルな生産ライン構築の提案(AGV汎用搭載システム)」や、「協働ロボットとカメラ・コンベア・パーツフィーダーなどの周辺機器を連携させ、生産工程の自動化を再現したソリューション(協働ロボット自動化ソリューション)」など、当社保有のロボット制御技術と設備設計力を盛り込んだ5種類のソリューションおよび要素技術展示を行なった。

<展示物>
・AGV汎用搭載システム
・協働ロボット自動化ソリューション
・生産技術力・設備設計力
・4軸モーションシステム
・自律移動型サービスロボットの技術開発

3月25日、競技2日目(最終日)の様子

3月25日、競技2日目(最終日)の様子

2023. 3 第10回 国際アビリンピック(機械CAD部門) 篠社員日本代表として出場

自動車事業部で勤務する篠孝忠(しの たかのり)が、フランス共和国・メッス市で開催された「第10回 国際アビリンピック」(3月22日~25日)に、機械CAD部門の日本代表として出場。2018年11月「第38回 全国アビリンピック」(機械CAD部門)において金賞および厚生労働大臣賞獲得にはじまり、2019年11月「第57回 全国技能五輪全国大会」(機械CAD部門)にも挑戦している。2023年の開催までコロナ禍による大会延期や、ウクライナ侵攻により開催中止となるなど、様々な困難があった。

技術者目線で生産技術を世の中に届ける情報サイト『生産技術.jp』オープン
2023. 4 技術者目線で生産技術を世の中に届ける情報サイト『生産技術.jp』オープン

『生産技術.jp』は、当社の強みである"生産技術"について、生産技術者として自らの知識と経験を体系的に整理し、技術者目線でサイトを構築。①競争力をつくりこむ「企画・計画」、 ②よい製品と現場を実現する「設計・立上げ」フェーズ にコンテンツを整理し、当社がこれまで培ってきたノウハウと実績をもとに、基本的な考え方から実行に至るまでのプロセスを図表とともに分かりやすく解説している。

本サイトは、新人技術者や生産技術エンジニアを目指す人たちにとっての教科書や参考書、各工程に携わる現役の生産技術エンジニアが指導や後進育成の際に利用いただくことを目指した。

生産技術.jp

第5回 世界身体障害者野球日本大会「World Dream Baseball 2023 in NAGOYA」に初協賛
2023. 9 第5回 世界身体障害者野球日本大会「World Dream Baseball 2023 in NAGOYA」に初協賛

9月9日~10日に『第5回 世界身体障害者野球日本大会「World Dream Baseball 2023 in NAGOYA」』(主催: 特定非営利活動法人 日本身体障害者野球連盟/共催: 愛知県 名古屋市 中日新聞社)がバンテリンドームナゴヤ(名古屋市東区)にて開催された。地域社会への貢献をはじめ、スポーツ振興やパラスポーツへの支援を通じて多様な人々が活躍できる共生社会の実現に寄与したいと考え、当社は本大会に初協賛した。

本大会は、もう一つのWBCと呼ばれ、2006年より4年に一度神戸にて開催されており、第5回大会は愛知にて初開催。新型コロナウイルスの影響による1年の延期を経て5年ぶりの開催となった。開催国である日本をはじめ、アメリカ、プエルトリコ、韓国、台湾の5ヵ国が参加し、日本チームは4戦全勝で見事大会2連覇を達成。

ラリージャパン2023 サービスパークに出展
2023.11 ラリージャパン2023 サービスパークに出展

11月16日~19日に愛知県・岐阜県で「FIA世界ラリー選手権 フォーラムエイト・ラリージャパン2023」が開催。当社は2022年に引き続き、協賛のほか同イベントにも出展。サービスパークの豊田スタジアム(愛知県豊田市)内に、航空・宇宙事業部で開発中の4 軸モーションシステム(ドライビングシミュレータ)を展示。今回はTOYOTA GAZOO Racing 所属ドライバー 勝田 貴元選手が実際に運転した車両の挙動データを使用し、4 軸モーションシステムでラリーカーの臨場感を再現した。

2023国際ロボット展に出展。技術PR展示物を展示
2023.11 2023国際ロボット展に出展。技術PR展示物を展示

11月29日~12月2日に東京ビッグサイトで開催された「2023 国際ロボット展(iREX2023)」に出展。本イベントでは、協働ロボットとAGV(AMR)による組み換え可能な生産ラインに加え、物流工程まで連携可能な管理システムを搭載したフレキシブル&スマート生産ラインの提案、そして3D点群データを活用したロボット高精度位置補正システムなど、当社保有のロボット制御技術と設備設計力を盛り込んだ4種類のソリューションおよび要素技術展示を行なった。

<展示物>
・フレキシブル&スマート生産ライン
・構想検討力×設備設計力
・ロボット高精度位置補正システム
・自由曲線描画ロボット

コーポレートサイトリニューアル
2024. 4 コーポレートサイトリニューアル

4月1日よりサイトをリニューアル。TOPページにコーポレートスローガンを配置し、事業領域を喚起させるスクエアボードをメインビジュアルに設定。併せてグローバルメニュー刷新やページ掲載内容など全体的な見直しを行ない、ユーザビリティの向上を目指した。エンジニアの意見やアイデアを反映し、事業・製品紹介の内容などを拡充。また、コンテンツ「ブランドヒストリー」を設けるなど、社内外に向けて、当社についてより伝わるようなサイトを目指した。

新豊田事務所(仮称) プロジェクト発表
2024. 4 新豊田事務所(仮称) プロジェクト発表

4月18日、自動車産業集積地である西三河地域(愛知県豊田市三軒町)に環境配慮型の新拠点を建設する「新豊田事務所プロジェクト」をプレスリリースにて発表。「働きがいのある職場の実現」「健康保持・増進」を重点施策として、健康経営に取り組み、本プロジェクトにおいても、"働きがいのあるオフィス"の実現を目指すとともに、これからの自動車の技術進化と産業発展に寄与していく。

愛知県豊田市曙町に拠点を構える自動車事業部の新拠点で、設計は、2021年11月に竣工した「タマディック名古屋ビル」(名古屋市中区)と同じく、世界的建築家・坂 茂(ばん しげる)氏に依頼。中庭を中心に木質の建物を配置し、工場地帯でありながらも自然を感じながら働ける環境を目指す。

「事務棟」「ワークショップ棟」「健康棟」の3棟からなり、事務棟では約250名が勤務を予定している。ワークショップ棟では研究開発や技術研修に使用し、健康棟ではオフィスサウナ・ジム・オープンキッチンなどを設置予定。全棟にソーラーパネルを設置し、一部木造となる事務棟ではフロンガスを使用しない中央熱源方式+コアンダ空調方式を導入するなど、環境に配慮した建築物となる。2024年5月に着工し、2025年10月の開所を予定している。

(※事務棟、ワークショップ棟、健康棟は2024年9月時点での仮称)

ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2024に出展
2024. 7 ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2024に出展

7月4日~6日にAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催された「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2024(ロボットテクノロジージャパン2024)」に出展。"ロボットSI+α"をテーマに、ロボットSIerとして生産現場での問題解決に直結する技術PR展示物3種類を展示。

実際にロボットを導入するにあたり、前後工程や既存設備の活用など、様々なシチュエーションや現場ニーズなど多くの課題が発生する現場において、当社が創業より培ってきた「生産技術力」「設備設計力」という強み(+α)を活かし、ロボット導入の課題を解決してきた事例を踏まえ、展示品を通してソリューションを提案。

本展は、「ロボット技術を活用した自動化システム」に特化した国内最大級のBtoB展示会で、3日間で46,405名が来場し(主催者発表)、当社ブースには、過去最高となる800人を超える方々にお立ち寄りいただいた。

<展示物>
・フレキシブル&スマート生産ライン
・ロボット高精度位置補正システム
・員数カウント管理システム

タマディック初のパラリンピアン 友野 有理 パリ2024パラリンピックに出場
2024. 8 タマディック初のパラリンピアン 友野 有理 パリ2024パラリンピックに出場

2023年4月1日付けで、友野 有理選手が入社。友野選手は、パラ卓球クラス8(立位)の選手で、2016年より国際卓球連盟パラ卓球国際大会の日本代表に選出され、日本体育大学時代には2021年に開催された東京パラリンピックに出場し、ベスト8に入賞。

タマディック初となるパラリンピアンとなった友野選手は、パリ大会では混合ダブルス クラスXD17と女子シングルス(クラス8)に出場。ダブルスは、東京2020 パラリンピックで日本代表団の旗手を務めた岩渕 幸洋選手と出場した。シングルスでは、初戦で地元フランスの選手と対戦し、アウェーでの戦いとなったがストレートで勝利。続く準々決勝ではノルウェーの選手にフルセットの末、敗れた。2028年、ロサンゼルスで開催されるパラリンピック出場を目指している。

パリ2024パラリンピックでの女子シングルス(クラス8) 5位の結果により、2024年10月、文部科学省・スポーツ庁から「オリンピック・パラリンピック競技大会入賞者等表彰」を受彰した。

2024. 9 会社創立65周年を迎える (社員数:1,189名、売上高:173億円)

当時の出来事

2021. 4
松山英樹選手、日本男子初のマスターズ・トーナメント優勝
2021. 7
新型コロナの影響により1年遅れで東京オリンピック開幕
2021. 7
「奄美・沖縄」「北海道・北東北」が世界遺産に
2021. 9
デジタル庁発足
2021.10
ノーベル物理学賞に真鍋淑郎氏
2021.11
大谷翔平選手、メジャーMVPに
2022. 2
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻
2023. 4
こども家庭庁発足
2023. 5
新型コロナが「5類」へ移行
2023. 6
「LGBT理解増進法」成立
2023.10
消費税のインボイス制度開始
2023.10
大谷翔平選手、メジャーで日本人初の本塁打王
2023.10
藤井聡太竜王、史上初の八冠
2024. 1
石川・能登半島地震発生(M7.6)
2024. 2
H3ロケット打ち上げ成功
2024. 3
北陸新幹線 金沢~敦賀間が開業
2024. 6
女子ゴルフ 笹生優花選手が日本勢初メジャー2勝
2024. 7
新紙幣が20年ぶりに発行
2024. 7
パリオリンピック開幕
2024. 7
佐渡島の金山、世界遺産に登録
2024. 8
宮崎で震度6弱、初の「南海トラフ地震臨時情報」発表
2024. 9
大谷翔平選手、メジャー初 シーズン50本塁打・50盗塁を達成
2024.10
ノーベル平和賞に日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)